ch08: ☆ pointers and descriptions
324ページ、"Soft Updates" の冒頭
In filesystems, metadata (e.g., directories, inodes, and free block maps) gives structure to raw storage capacity. Metadata provides pointers and descriptions for linking multiple disk sectors into files and identifying those files.
ファイルシステムにおけるメタデータ (metadata) (たとえば、ディレクトリ、inode、未使用ブロックマップ) は、未加工の記憶領域に構造を与えるためのものである。メタデータは、複数のディスクセクタからファイルを構成し、それらのファイルを識別するための手がかりを与え意味を定義する。
この pointers and descriptions の意味がどうも釈然としない。
普通に考えると、pointer というのは、実データの存在する場所を
指すブロック番号であり、descriptions というのは、パス名など
ディレクトリ構造を構成するメタデータのことだと思うんですが、
別の解釈が必要ということでしょうか?
投稿: soda | 2005-07-30 23:56
2番目の文はたとえば以下のように訳してはどうでしょうか。
【ディスク上の複数のセクタを結びつけてファイルにするため、そして、それらのファイルを識別するためのポインタと記述をメタデータは提供する。】
私の提案の趣旨は、訳文としてこういう文の構造が考えられますということで、個々の訳語について強く主張するものではありません。
一応訳語について言っておくと、見てのとおり単純にpointersはポインタ、descriptionsは記述としています。ポインタとカタカナで書くとC言語等のポインタにほぼ限定された意味になり、一方で原文ではもう少し広い意味で使っているような気がしますが、私には「ポインタ」以上の訳語は思いつきません。「手がかり」ではちょっと広すぎる気がするのです。
投稿: himazu | 2005-07-31 00:05
description をメタデータと解釈するとループします。
ポインタはともかくとして「記述」はわかんないでしょう。まあ、英語でもわかんないので悩んでるわけですが。
投稿: utashiro | 2005-07-31 00:14
そうですね、記述じゃあ何のことか分からないような気もします。原文だとなんとなく分かった気になるのですが、それはdescriptionをdescriptorの親戚と思えるからですかね。具体的に何を指しているか、から何かもっと適切な訳語を探さないとだめでしょうね。
メタデータのうち、ポインタでないものがdescriptionなのでしょうが。
投稿: himazu | 2005-07-31 00:48
> description をメタデータと解釈するとループします。
正確にいうと、pointer や description はメタデータ
自体ではなく、メタデータが提供する機能のことだと
思います。なので、ループしてないと思うんですが。
ブロック番号というメタデータは、ポインタという機能を
提供し、ディレクトリエントリというメタデータは、
そのファイルが何を表しているかという記述を与えるわけ
です。
description の方は、パス名だけではなく、ファイルの
オーナー、更新時刻などの情報まで含めて指しているかも
しれません。
投稿: soda | 2005-07-31 01:04
なるほど。僕はメタデータというものは、須く pointers and descriptions を提供すると読んでいたので、必要以上に抽象的に考えてしまったのですが、pointer を提供するものと description を提供するものがあるという解釈なのですね。ポロポロ (鱗が落ちる音)。
であれば、最後の部分は「それらのファイルを識別するためのポインタや記述を提供する」でもいいような気がしてきました。記述については、もっと適切な言葉があるといいですけど。
投稿: utashiro | 2005-07-31 02:14